こんばんは
小林慶行監督の契約更新についてどんな結果になっても翌日は使い物にならないだろうと、予め休暇を取ってぼんやりと過ごしていた管理人としては、もう少し
感傷に浸っていたかったのですが、リーグとして2023シーズンの全日程が消化される前に、クラブからは2024シーズン開始に向けての法螺貝が高らかに吹き鳴らされました。
シーズン中盤から、コメントを出すスタイルが変わったものの、恐らく、それは選手へのアプローチ手法が変わっただけで、監督本人が目指すところはそれほど大きく変わっていないのだと思います。
そして、それは大切な事で、シーズンの最終盤「彼等」という言葉が「皆さん」「我々」と変化して来ました。
指導者として腹を括り直したのは、猛暑の中で首筋が涼しくなってきた頃、誰を起用しても嵌らなかった右SBに壱晟選手を起用した辺りから、でしょうか?
保てる、という意味では確かに強みになりましたが、不用意に奪われて、というシーンもありましたから、この辺りは好みや割り切りの世界でしょう。
また、早々にローンとなった櫻川選手に加え、FWの頭数に不安が無いとは言えないシーズン中盤でのブワニカ選手の期限付き移籍。これによって、「兎に角前線へ」という選択肢は限りなく小さくなりました。
「熟成」という観点からすれば誤りではありませんし、「若人のキャリア」と考えても間違いとは言い切れませんが、「試合は85分間、後は勝負の時間」という様な試合は殆ど見られませんでした。
新人監督であった初年度、限られた予算規模の中で組まれた編成。
潤沢な中盤の底に比して、感染症の流行もあってか、アタッカーや両翼の運動量に関しては名を連ねた選手に期待するしかなかった事を鑑みると、これからの選手の契約や獲得に着目せざるを得ません。
勿論、編成に関しては監督の事案ではありませんから、強化部のサポートが必須です。